Beghin Say ベギャン・セ
ベギャン・セ社は1812年にフランス・ナントにその起源を持ち、ビートとサトウキビの加工を専門とする精製所兼砂糖会社であるセ(SAY)社と、1821年リール近くのトゥーリーに設立され、主としてビート加工を行っていたSAFベギャン(BEGHIN)社との合弁企業です。
2002年にフランスとブラジルに拠点を置くUNION SDA砂糖組合の一員となり、新しく生まれた組合が9500名のメンバーとなったことをきっかけに、2003年にテレオス・グループが設立されました。テレオス・グループは砂糖メーカーとしてフランス国内1位、世界4位の地位を確立しています。ベギャンセ社(現テレオス社)が100年以上も前に世に送り出したのがこの「ラ・ペルーシュ」。品質の高さは1889〜1890年に行われたパリ万国博覧会で金賞を受賞したことでも証明されています。
ラ・ペルーシュの歴史
「ラ・ペルーシュ」の歴史は1828年に遡ります。フランス西部ナントでキャンディ・ ショップを経営していたアンドレ・コセが独自のきび砂糖の製法を開発し、そのレシピを息子たちが引き継ぎました。
他にない品質の高さとその美味しさから、1889年に行われたパリ万国博覧会で金賞を受賞しました。
これをきっかけとして、翌年1890年に「ア・ラ・ペル ーシュ」のブランドが生まれました。以来長年愛されてきた「ア・ラ・ペルーシュ」は1996年「ラ・ペルーシュ」という名前に変わり、現在も多くの国々の最高級ホテル、 レストラン等で使用されています。2015年はア・ラ・ペルーシュの誕生から125年を記念する年となります。
故郷 レユニオン島
レユニオン島はインド洋に浮かぶ神奈川県ほどの大きさの火山島で、マダガスカル島の隣に位置しています。もともと無人島だったレユニオン島は大航海時代の1640年からフランス領となりました。現在もフランスの海外県として、農業や観光産業が盛んです。 豊かな自然、美しい海は、世界有数の美しい観光地としても有名です。火山活動によって生まれた独特の地形と、そこから生まれた珍しい生態系は、世界遺産にも登録されています。
レユニオン島のサトウキビ
〜はちみつとバニラの香り〜
ラ・ペルーシュ・カソナードに使用されているサトウキビは、レユニオン島にある休火山「ピテオン・デ・ネージュ」周辺で収穫されています。鉱物を豊富に含むレユニオン島の火山灰土壌はサトウキビの栽培に最適です。
小さな島に高い山があるレユニオン島は、上昇気流が発生しやすく雨が多いことでも知られています。レユニオン島のサトウキビは自然の恵みの雨を存分に吸収して育ちます。
豊かな雨と熱帯の気候、火山灰の土壌。恵まれた環境で育つサトウキビからは、コクのある味わいと、独特のはちみつやバニラの香りの砂糖が出来あがります。
ペルーシュの個性はそのふぞろいな形にあり、大きさもまちまち、ひとつひとつのキューブが違った形ででこぼことしています。個々の結晶の大きさとかたさは、ベギャンセ社の独自製法であり、他にはなかなか真似のできないユニークなもの。ハチミツやバニラの香りがする豊かな味わいをお楽しみください。